【虎ノ門】蕎麦屋の砂場、建物の曳屋(ひきや)を見る

2022年1月10日

江戸前御三家そばの砂場。

まず始めに、東京には江戸前の御三家と呼ばれるそば屋があります。

1つ目は藪そば。
2つ目は更科そば。
そして3つ目の砂場そば。
どこのそば屋も、始めは1軒から家族・親戚へと暖簾分けされていったとの事らしいですね。

実は砂場そば、発症は大阪で、江戸時代に移ったとの説があります。
都内には、砂場の称号のついたお店が数店舗あります。
そのうちの1つ、虎ノ門の砂場。

虎ノ門地区の再開発により、周囲には巨大なビル群が立ち並びます。
そんな中ポツリと江戸風情を残す建物あがあります。

虎ノ門砂場の建屋は曳屋(ひきや)工法で移動。

近代的なビルが立ち並ぶ街にあっても、昔のままの姿を壊されず残された事にホッとします。
しかし、壊されないにしても道路拡幅にかかっているらしく建物の移設工事が実施され、解体せずにそのまま引っ張って移動する、曳屋(ひきや)という工法が取られるようです。
曳屋(ひきや)は、お城とかの改修工事でよく採用されています。

2020年9月の虎ノ門砂場の姿

それではどのように変わるのか?見て行きましょう。
先ずは、2020年9月の虎ノ門砂場の姿

江戸風情が残る虎ノ門砂場の建屋

違う方向から(後ろ方向に移動されます)
街灯との位置関係にご注意。

いや~いい感じですね!

生蕎麦の看板

この自転車もいい感じ

2021年4月の虎ノ門砂場の姿。

奥にあった蔵のような建物が無くなり、建物が後ろに下がっています。
街灯より後ろ側にきていますね。

工事が開始された2021年4月の虎ノ門砂場の姿。
※移動しているところは見逃しました(ザンネン)

建屋はそのままの姿。

自転車もそのままの姿(笑)

2022年1月の虎ノ門砂場の姿。

仮囲いが外され、仕上げにかかっている模様。
隣の蔵のような建物が近代的になっています。

仕上げにかかっている風の2022年1月の虎ノ門砂場の姿。

やはりカッコいい建物ですね

扉は新しくされた感じです。

ところで、あの自転車はどこへ行ったのでしょうか?
気になります(笑)
お店がオープンする時には、定位置に戻っていてほしいですね。

また、お店が完成したら、内容の更新をしたいと思います。

では。